コンサドーレ対鹿島アントラーズ
はうぅ~ セカンドステージは2-1で黒星発進・・・
2001/08/11 19:04 キックオフ 対 鹿島 県立カシマサッカースタジアム
【入場者数】21,848人【天候】曇時々雨 23.3℃ 87%
【主審】上川 徹【副審】上荒 敬司/大石 康
[生観戦TOPIC]
野々村、ウィルの怪我や洋平の不調が伝わってくる2ndステージ開幕戦。まあ相手も、運良く秋田や中田コを欠いていたんだけれど、微妙に不安な開幕戦。
今回、私は鹿島スタジアムデビュー。 うちのだんなは98年に一度行ってるのだが、私は何故かその時有事で行く事ができず。ただ、すっかり改修されてしまっているので、その頃とは全く別のスタジアムみたいだと言っていた。
サッカー専用だから、ピッチが近いし芝生はもちろん綺麗だ。
そして 鹿スタはきれいなだけで無く、食べ物系も充実。
残念ながら、煮込みは売りきれだったが、代りに買った唐揚げは、売店モノにしてはおいしかった。その出店も鹿島商店街協会?みたいな看板がついていて、地域と密着していることが窺える。かなりな地元のバックアップがあるんだろうなぁ。
更にここのサポも数や声はすごいから、相当なアウェイの雰囲気を味わうんだろうなぁとは思っていたんだけど、振りかえってみると、実は私去年、鹿戦って3、4回生で見てるのよね。
もしかしたら札幌側に脅威を与えていたかもしれないビッグフラッグのオープニングや、やたらと統率の取れた応援は既に見慣れたものになってしまっていた。
お陰で、試合中のブーイングするタイミングも声量も、計ったようにわかってしまうので、駒場ほどの威圧感は感じなかった。けど、うるさい!ほんとにうるさいの。
私達の声は、こんな中でどのぐらいコンサの選手に届くだろう。
常に声を出していないと、不安になってしまう。
でもこんな中だからこそ、しっかり選手をサポートしたい。特にこのスタジアム、そして対戦相手に思い入れがあるであろう洋平は!
お陰でこの日は、いつもの2倍ぐらいは声が出たと思う。
マスコットフェチの私が、この日はしかおとしかこに目をくれる余裕(時間)も無いぐらい。
ビジュはサポのコールに応えて、胸のエンブレムを叩いてくれる。
自分の体温が一気に上がるのがわかる。
日本人選手も、こう言うのやってくれても良いのになぁって時々思う。
鹿島の布陣は、Jリーグナイトで予想されていたものとは全然違った。
両サイドに、根本・内田とか書いてたから結構ナメてたんだけど、よ~く見るとさ~秋田と中田コが居ない以外は一人の「だれ?」って言う外人を除いては、(池内が居ない事を含めて)ベストなメンバーじゃないの。
対するうちは、キャプテン・Theフェロモン・ボランチの代りに、いきなりスタメン起用・The板さん・森下。
FWのコマが少なすぎるコンサは、当然ウィルの代りなどがそうそういるはずも無く、バンドの1トップの下に、山瀬・アウミールを配置する布陣。決して予想を裏切ることのないスタメン。
スタジアム入りが18時を過ぎていたのでドタバタと準備して、軽く腹を満たすともうキックオフ。
最初に攻めてきたのは、今年やっと厄が明けたらしい柳沢。
確かにオールスターの時もキリンカップの時も大活躍だったけれど、なぜかここの赤いチームの中ではそれほど脅威には思えない。
多分、豊田スタジアムの後、岡ちゃんはやつの攻略方法を考えて来たに違いないので、うちのDFもきっちり対処していた。
しかし、やはり上手いのは事実なので、どうしても彼を止める時にファールになってしまうのだ。コンササポにとっては、冷や冷やする場面が盛りだくさん。しかも今日の主審の上川はカードフェチだったらしく、立て続けに黄紙をいただいたりした。
ただ、今日のコンサは、とっても良いんだよ。私の前回の生観戦は駒場のレッズ戦だったので、その時と比較すると、ラインも全然高いし、コントロールされてて思ったよりオフサイドも取れていた。よしくん、森君、健作がキレキレだ。
前の方も、ウィルが居ないからボールキープはちと難しいが、サイドを使ってボールを前に送ろうと言う意思統一がきちんと出来ているみたいで、やろうとしていることは伝わって来る。こう言うことにかけては日本一だと思うんだが、いかんせん個人技が追いつかないことも多かったりするのよね。だから、コンサ。そんなコンサが好きさ。
まあ簡単に勝てるとは思わないが、それほどやられる予感もしない・・・はずだったのに、「だれ?」って思った外人に、直接FKを決められて前半のうちに先制点を献上。
またまた、セットプレーからですかーーーーー!!!!!!(泣)
よーへーーーーー ちちちーーーーーーーー!!!!!
そうそう、この日特筆したいのは森下。
移籍後すぐにスタメン起用されただけのことはあるわ。
サイドへの展開力がある(視野が広いのかな)ので、そういえばボランチってこう言う仕事する人のことだったよなぁ~なんて感心しちゃったり。
まだ周りとのコンビネーションはこれからだろうけど、何度か見せてくれた大きなサイドチェンジは、受け取る方との呼吸が合ってくれば、コンサの攻撃にバリエーションが加わること間違い無し!今までのコンサには居なかったタイプじゃないかな。
髪型のせいか、ふとヒデやちからに見えてしまう事も。そして板さん頭にしてしまった山瀬と区別がつかなくなることも。
惜しい場面は何回かコンサにあったものの、結局1点ビハインドのまま後半へ。
後半、やっとコンサに決定的チャンス。
今まで、センタリングで前にボールを供給する役割が多かった和波が、自分でドリブルで切りこんできて得点!
おいし過ぎますーーーわなみーーーー!
しかも札幌サポの目の前なんだよーーーー。(嬉泣)
これで、鹿側はスイッチを切り替えたように前傾姿勢に。
こう言う切り替えが出来るところが、さすがに強豪と言うか、試合の流れに合わせてゲームプランを立てられるチームなのよね。悔しいことに。
でも、今日のコンサDFには、そうそう簡単に点は取らせない気迫みたいなのが伝わってくる・・・んだけど、いかんせん疲れてきて、一杯一杯で攻撃を防いでいるのは、いつもの通り。 なんとか、決定力の無さや洋平のセーブに助けられる場面もいつも通り。
どうも前半から、後半の頭あたりで飛ばしすぎたのか、やはり中盤のプレスが効かなくなっているようだ。
しかも、山瀬が残念ながら不調。
シュートも少なかったし、相手の寄せが早い場面ではすぐにボールを奪われてしまう。後半の途中あたりからは、疲労が明らかだったにもかかわらず、岡ちゃんが溺愛しているため、替えてくれないのだーーーー。
もしかして、一度シュートを打った直後足をひきずっていたから、そのせい?
だとしたら心配だなぁ。(私も溺愛してるもんで)
しばらく拮抗したのが、連続のセットプレーについに失点。
なんと、J初ゴールと言うハネケンのヘディングが鹿の追加点になった。
なんとか逆転して欲しいとは思うものの、もう前半のようには動けないコンサ。なんとか相手がボロを出してくれないだろうか。
が、こう言うところは百戦錬磨の強豪チーム。
時間を使って来やがる。
こう言う時は本当に時が経つのが早い。これがコンサが勝ってる場面だったら、3分だって100年に感じると言うのに。
そんな時に、そんな時なのに、なぜか森下に2枚目のイエローカード!
げーーー、コンサ初出場、初スタメンの彼は、もう次の試合に出れないのだーーー。
せっかく良い仕事をしてくれたのに・・・。
ますます鹿の時間かせぎに拍車がかかる。
その最たるプレーを見せてくれるのが、やはりビスマルク。
ところが、そんなヤツの不正にはきっちりイエローカード。やつも2枚目だったので、終了間際に退場。
ほんのちょっぴりだったけれど、スカッとした。
彼のズルさには去年相当閉口し、辟易し、相手サポからは相当のブーイングを受けていたが、と同時にあそこまでいかなくても、コンサもいつか逃げ切るための賢いズルさは身に着けなければいけないのかなとも思う。
そんなことをしなくても勝てたらベストなんだろうけど。