コンサドーレ対横浜Fマリノス/天皇杯・愛媛
2-1でVゴール負け。しかし素晴らしい試合でした!!
2000/12/17 対 横浜FM 愛媛
データはどこにあるんじゃろ~・・・?
[生観戦TOPIC]
松山は雨でした。
相手は、1stステージ覇者の横浜Fマリノス。意外と入った愛媛の競技場につめかけた観客の8~9割がマリノス目当てだったことでしょう。でも、真正マリノスサポは思ったより少なめでした。行きの空港でタイコ3台見た時には、「ぬ?やる気マンマン?」ってちょっぴりビビッたけどね。
マリノスはスンスケ温存作戦でした。非常にナメられていたね。まあ、怪我だったこともあるんだろうけど。そして、アツも城もいません。
ところが、大方の予想に反し前半立ち上がりからどちらかと言うとうちがペースを掴んでいます。
マリノスはさすがに常時上位にいるチームだけあって、パススピードは速いし、ボールを持った相手にプレスをかけてる速さも全然違います。
つられて(?)コンサドーレも素早いパス回し。今まで見た試合の中で、個々のパフォーマンスは一番良かったんじゃないのかな。正直あんなに動けるコンサを見て驚きました。
最初の方こそ、マリノスに当たられて吹っ飛んでた山瀬も、時間がたつと少しDFちっくなことが出来てきたことや、池内もディフェンシブな部分では良い動きを見せている場面もあり、いろんなところで見ごたえがありました。(もちろんミスもあったさ)
「3-0だったら出さないつもりだった(byアルディレス)」はずのスンスケを、前半27分に引っ張り出したコンサドーレ。その時間に出さねばならないほどマリノスは自分達のサッカーが出来ていなかったと言う事なのでしょう。
98年、三ツ沢で見たマリノス戦ではボコボコにされたような記憶があるので、正直けちょんけちょんにされちゃうんじゃないかと言う不安もありました。口ではヨシカツを蜂の巣にしてやるー!なんて言いつつも、ほんとは4-0とか5-0とかで全く歯が立たないんじゃないか・・・とかね。でも、そんな心配は開始10分ぐらいで吹き飛んでくれました。前半はスンスケ途中出場も、彼の見せ場らしい見せ場もそれほど無くコンサドーレの善戦により0-0で折り返しました。
ハーフタイムのサポのコメントは「いけるよ~!」「なんか勝てそうじゃない?」。ちょっと浮かれぎみ。
後半、ビジュと先生が交代。名塚がボランチで先生がセンターバックと言う布陣に。それが効いたのか、結構後半の早い時間にサポーターの歓喜は訪れました。播ちゃんが一人で抜け出し、落ち着いてキーパーをかわしてシュートを決めたのでした!
まさか先制点のプレゼントまであるとは思わず、まるで優勝した時のように喜ぶサポ達。こっそり横目でグランドの方を見ると、播ちゃんは両手で投げキスをしていました。う、受けとめたかった!!
しかし、そこから先がコンサにとって本当の試練の時間。
あまりに良い時間?に点を取ってしまったものだから、マリノスの本気の追撃が開始されます。プレスも強いし、身体の寄せも速い。後半私達の側にいたヨシカツをボコボコにする予定が、洋平がまんまと蜂の巣に。だがしかし、マリノスの猛攻につぐ猛攻を防ぐ洋平の姿は、もはや神の域と言えるでしょう。もちろんDFもふんばっていました。DFじゃない人もふんばってましたが、播ちゃんと交代で出た深川は今日もまたイマイチ機能してませんでした・・・。
そんな状況でも、マリノスが前がかりになっているお陰で時々スキが出来、コンサドーレにもカウンターのチャンスが。裏に抜けたのとか1対1のシーンとかもあったんだけどなー。あれが1本でも決まっていたら、今頃真剣にに鳥取に行く方法を考えていた人がたくさんいたことでしょう。
やはりJ1上位のチームは甘くはないのだよねぇ。
なぜかDFの松田がヘッドで1点返してしまったマリノスでした。
その時目に入ったのはヨシカツのガッツポーズ。不愉快じゃ~。
あ、そういえばオールバックじゃなかったね。髪が短くなっていましたから。 そしてヨシカツは、PAから出ていっていることが多い。GOGOおかちゃん(岡ちゃんが主人公でフランスワールドカップを舞台にしたまんが)の中でも「ヨシカツ出過ぎ!!」って書かれてたもんな。
彼は、チームメイトが倒れている時も、なぜか円陣の中に加わっていたりします。 「なんでヨシカツが行く必要があるの?」???相変わらず不可解じゃ。
その後も猛攻を一杯一杯になりながらも凌ぎ、何とか延長戦へ持ちこむことが出来ました。
ところが、サポの心臓が止まりそうなシーンが延長早々訪れます。 な、なんと先生がPA内で痛恨のハンド。マリノスへのPKをプレゼントすることなってしまいました。
ゆっくり慎重にボールをセットするスンスケ。
いつもズルズルに下がっているストッキングをきっちり上げてる。そうやって集中を高めているんだ。ああ、この間がやだよぉ~。
その時のコンササポの気持ちは「洋平止めてくれ~」(65%)、「スンスケはずしてくれー」(32%)、「こぼれ球に気をつけよう」(2%)、「マークはずすなよ~(PKなんだってば)」(1%)と言った感じでしょうか。
いよいよスンスケとスタジアムの緊張感が最高潮に高まった瞬間、左足から繰り出されたボールは・・・・・・・・・・・洋平が止めたのでした!!!!!!!!
ぐおぉぉぉぉぉぉぉ~、うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~、どぅおぉぉぉぉぉぉぉ~!!
力一杯の洋平コールだぁぁぁ。金切り声出しちゃったよ。
すげーよ、洋平!! これで、風向きはコンサ!!・・・となれば良かったのですが・・・やっぱりJ1チームは甘くないっすよ。最後は、うちのセットプレーからこぼれた球を拾われ、思いっきりカウンターを食らってしまい、DF戻れず。(ここから先は現地で見えなかったのでニュースで確認しました。)マリノスの選手から放たれたシュートに健作が反応するも当てるのが精一杯だったようで(さすがだよ、シャク)、コースが変わったボールはゴールネットを揺らしました。
これで本当にコンサドーレの2000年が終了しました。
本当に本当に最後の試合だったんだなぁ。そして、日本サッカーに貢献したアジアの大砲・高木さんもサッカー人生最後・・・。 サポのところに挨拶に来た選手の背中を見送ってたら泣けて来ました。 負けて悔しいとかそう言うことじゃなくて、もうこれで今年は最後なんだなって。そのユニフォーム姿を見るのも最後になる選手もいるんだなって思ったら、涙が止まらなくなってしまいました。
結果は2-1Vゴール負けだったけれど、すごく良い試合でした。負けたのにもう一度見たいって思わせてくれる試合なんてそんなに無いよね。間違いなく来年につながる内容でした。
ありがとう
ありがとう
コンサドーレ。俺達の、私達の誇り。
長い長い1年間、お疲れ様でした。
そして、サッカー人生お疲れ様でした、高木さん。
最後の最後まで、選手がいなくなってもコンサドーレコールを続けました。
そして好きですサッポロを歌いました。
試合後のコメント
横浜FMのアルディレス監督の失礼なコメント:
「3―0くらいで勝っていたら休ませるつもりだったが、流れを変える必要があった」
スンスケのまっとうなコメント:
「(札幌GKの)佐藤君も日韓戦の日本代表候補。相手の方が上だったよ」
#今度は洋平って呼んでね~!(^0^)