コンサドーレ対清水エスパルス(2001年5月3日)5-2で完敗

5‐2で完敗。やはり歴史と伝統と力のあるチームには、かないませんってば。

2001/05/03 対清水 16:01キックオフ 日本平スタジアム
【入場者数】18,664人【天候】曇 17.6℃ 60%
【主審】小幡 真一郎【副審】廣嶋 禎数/間島 宗一

[生観戦TOPIC]

さすがは晴れ女だ! 金次さん、のむっちのダブルパワーで天気は良好!
日本平の美しい芝も映えるねぇ。

でも、なんだかアウェイの雰囲気に飲みこまれそう・・・。
選手は浮き足立ってないかなぁ、心配だなぁ。 開始前、心臓がバクバクしていた。

いよいよ開始のホイッスル。
清水はやっぱりうまい。何と言っても、一人一人の技術がきちんとしている。
早速、コンサゴールを脅かしに来るも、今日の龍ちゃんはかなり気合が入っているらしく、アレックスを絶対にフリーにさせまいと踏ん張っているのが伝わって来た。
先生が久々のスタメンだった。名塚が怪我だったのだ。

頑張って何とか清水の攻撃を跳ね返したスキに、コンサの攻撃!
なんと先制点は山瀬だった!
「山瀬マニア」としては、超号泣もんの出来事にサポも狂喜乱舞。
よし、これで守りきればいつもの勝ちパターンね!・・・なぁんて、この静岡のチームには通用するんだろうか。 コンサの本当の力が試される時だ。何時もより更に更に気合を入れて守って欲しい。

ところが、不幸は前半のうちに訪れる。
右サイドの市川が、PA内でうまいこと転びやがったのだ。
私達から見ればダイブでも審判から見ると健作のファールだったらしく、PKを与えてしまった。 あちゃーーー。

コンササポからの大きな洋平コール。
でも、なんだかその時は不思議と洋平が止めてくれるような気がしていました。
アレックスがボールをセットし、蹴る! やっぱり、洋平ははじいた!!!!!!ばっちりです、よーーーーへーーーーー! と思ったのもほんの一瞬。 つめていた安永に決められてしまった・・・。
その時コンサの選手は、ボールウォッチャー(安永ウォッチャーか)でした。
(T-T) ぐぅ・・・J1は甘くないぜ。

あひーん。
でも、これでまた最初に戻っただけだし、落ち着いてまたゲームを組立てれば大丈夫よって思ってたし選手も冷静な感じがしたんだけど、ほんのちょっとのミスが失点に繋がるのがやはりJ1。
DFのミスから、アレックスに切りこまれ「ふん♪」と目が合って飛び出してきた伊東テルの足元にバッチリクロス。
これが対コンサじゃなかったら、うっとりしてしまうようなプレーで、そんなプレーを見せてくれたアレックスに心から賞賛の念を抱いてしまうところなのだが、そうは行くかっっっっ!

それでも前半は何とか守り切り2-1で折り返し。
今日は、森くんがめちゃめちゃキレてる。良い感じだ。こんな森くんは初めて見た。
強い相手には燃えてしまうタイプなのだろうか。そんな彼は私と同じB型なのさ。

ところで先制点を取った後追いつかれて、更に逆転と言う今までに無かったパターンに、うちの選手そして監督はどんな風に対処するんだろう。
期待と不安の後半へ。

前半、ポジショニングの悪かったアウミールをはずして開始。
代りに和波がIN。
これで山瀬がトップ下に戻れる!
前半は得点した後、アウミールとPチェンジで左サイドで守備だったので、かわいそうだったんだよーん。 だって、やっぱりマニアとしてはトップ下の山瀬を見たいだもん。

後半開始早々は、左の和波を効果的に攻撃に絡ませて良い形が出来てたものの、どんどんコンサDFのバランスが悪くなってくる。

そして、一発!カウンター(かな?)からバロンが1点。
アレックスの次ぐらいにきつくマークしていたはずの彼が、なぜか洋平の真正面で、ど・ど・ど・ど・どフリーだったのだ!
決まらないはずが無いよ。あれをはずずのは今日びのJリーガーでは、城と大柴ぐらいのもんよね。
田原や大久保に抜かれるわよ!あなた達。(もう抜かれてる?)

ぶへー・・・3-1。
なんだか負けムードになってくるも、何が起こるかわからないのがサッカーな訳で。
消沈しそうになる心を何とか奮い立たせ応援を続ける。
が、しかし試合はどんどん荒れ気味に。
アレックスに直接FKを2発決められるわ(実はそのうち一つは本当は間接だったらしい)、清水の選手が勝手にコロコロ転ぶから、何もしてないはずのコンサに疑惑のファールやカードが。

そしてついに、ウィルも切れかかる。
気がつけば、森岡と揉み合っている場面が。
が、しかしそこに一早く駆け寄ってきて二人の間に入ったのが山瀬だった!
なんと、19歳の若造(なんちって)が、堂々と日本代表(ぶちキレ中)と俺王(ぶちキレ寸前)の間に入ってきてなだめているではないか。
かなり緊張感が走るシーンだと言うのに、こっそり一人心温まっていた。

が、そんな気持ちもつかの間、清水の選手がわらわら集まって来て俺王を挑発したり、身体に触れたりしている。
森岡がまだ、ウィルをつかんでいるから「離れろ!」って言う意味での「森岡コール」がコンササポの間に起こっていた。 もちろん個々の「森岡」野次はしばらくおさまらず、森岡自身が反応するぐらいすごいものになっていた。
何とかその場はノーカードで収まったものの、山瀬が真っ先に止めに来た事を誰も覚えてないなんて・・・はうぅ。

もう追いつくのがかなり難しい点差になってきたけれど、とりあえずコンサの選手は最後まで戦いました。
バンちゃんも何とか1点返してくれたし、DFは一杯一杯だったけれど身体を投げ出してまで清水の攻撃を跳ね返していた場面もあったし。

最後は、背水の陣でウィル、バン、ゆづき、山瀬、黄川田、ビジュ、田渕、森、古川、和波そして洋平の、スーパー変則ヤケクソフォーメーションで攻撃をしかけるも、アウェイに飲み込まれてふらふらになっている選手たちは、すでにまともなヘディングをする力すら残っておらず、パスを出すところを探してはあっと言う間にボールを取られ、空中では競り負けるわ、ヤケクソ気味のヘディングするわの繰り返しで力尽きました。
またもや洋平のファインセーブもあって、何とかそれ以上追加点は免れましたが。

終了のホイッスルが鳴って、選手がゴール裏へうなだれてやって来ます。 バンちゃんは泣いているようにも見える。顔が上げられないみたい。

それでも、こんなに失点しても最後の最後まで力をふりしぼって戦い抜いた北の戦士達にブーイングは無く、「よく頑張った」と「次は頼むよ」の意味をこめて思いっきりコンサドーレコールをしました。
播戸コールの後の山瀬コールの時には選手がいなくなってたけど・・・聞こえてたかなぁ、本人には。

そして、日本平はレフリーも含めて本当の意味でのアウェイを感じたスタジアムでした。
やはり日本代表が何人もいて、左サイドにはスピードとスーパーテクニック&一芸がある選手がいて、アジアとも戦い天皇杯の決勝やゼロックスの常連は、簡単に勝たせてはくれない、くれる筈が無いのですね。
こんな失点に本当にに凹んだけれど、J1に上がって初めてベストメンバー&全力で戦ってくれたチームが清水だったなぁ。感謝(しちゃいけないか)!

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