野々村社長と四方田ヘッドコーチ退任のニュースにメンタルがやられそうな冬

我がコンサドーレの野々村社長が、Jリーグのチェアマンになるというニュースが駆け巡った数日。これだけでもかなり動揺したというのに、今度は四方田さんが退団で、もう本当に起き上がれないぐらいの衝撃を受けております。この冬越せるのか?!と。

スマートニュースのコンサドーレタブが四方田さんで一杯になっておりました…

ノノさんは選手時代から知っている人だから思い入れもすごくある人物。我々にとっては「ただの社長」ではない。

そして、23年前に四方田さんがコンサにコーチとして加入した時期と、私がコンサ沼にはまったあたりがだいたい一致するので、私のサポーターとしての歴史は、四方田さんとともにあったんだなあと改めてしみじみしております…。悲しいです。

と言いますのも、毎年我が家では選手云々よりも「四方田さんの去就」を気にしていました。サポーターになりたての頃は、選手の去就の方がはるかに大事でしたが、プロサッカーチームにおいて「移籍は当たり前」。いちいち動揺していたらサポーターなんて続けられません。ということで、10年目あたりからだいぶ図太くなりました。
(それでも、肩入れしていた選手の移籍は都度残念だけれど…)

いつしか「どの選手・監督が出て行っても、四方田さんがいるから大丈夫」と考えるようになっていたんですよね。だから毎年年末年始になると、「四方田さんの去就は?」とそわそわ。契約更新したニュースを見て安堵を繰り返していました。

当然今冬もその流れになると思い込んで…いや疑いすらしなかった訳です。

今年は、何試合も残してJ1残留が決まったし、「シーズン終盤にハラハラドキドキしなくていいなんて、幸せ過ぎる!来年もJ1が決まっているこの状況って、なんてハッピーなんだろう、ミシャ監督の続投も決まったし。」と去年の年末並にのんびりと考えていました。

ただ、今年はホームのラスト試合で、野々村社長の挨拶の中にサプライズがなかったなと気になっていたんですよね。いたんです。そしたらさ、

お前がサプライズなのかーーーーーーーーーい!


ってニュースが。Jリーグのチェアマンになるんかーーーい!
道理で今年の挨拶はつまんなかったなって思ったよ、社長!
いろんな意味で泣ける!

しかもその後、調べてみたらノノ社長ってば、実はJリーグの非常勤理事だったって言うじゃないですか。全然知らなかった!いや、ひょっとしたら知っていたかも知れないんだけど、アウトオブ頭の中と言うかなんと言うか。

https://aboutj.jleague.jp/corporate/aboutj/soshiki/

だからJリーグってどんな組織なんだっけ?って改めて調べてみたらさ、Jリーグって株式会社とかじゃなくて、「公益社団法人 日本プロサッカーリーグ」って組織だったのさ。営利団体ではないのだな。(多分)

はらひろ理事でもなく
木村正明理事でもなく
反町理事でもなく
播戸特任理事でもなく

野々村社長なのか。
野々村社長がいいのか。

もっと暇そうな人がいそうな気がするんだけど、ダメだったのかい。野々村社長はうちの大事な社長なんだぞ。確かに、我が社長の手腕が評価されるのは嬉しい。だが、そこは評価だけでいい。強奪しないで欲しいんだ。

いくらコンサドーレの予算が3倍に増えたと言っても、そんなに金持ちチームじゃないし、北の大地に根をはる小さなチームであることには変わりないんだ。もっと予算も人材も潤沢にあるところから連れてくることはできなかったのか。

と、ここで浮かんだのは楽天の島田さん。

そういえば、野々村社長の前に楽天の島田さんがチェアマン候補というニュースがあったよね。もしそれが実現したとしたら楽天に有利なルール改正になっていた可能性があって、なんだかあのニュースにはちょっと嫌悪感があった。

でも、じゃあ、野々村社長がチェアマンに就任したら、ひょっとしてコンサドーレに有利なルール改正…ふぁ…ふぁ…ないか…、なさそうだな、うん。そんなことはしなさそう…。

レッズサポが、Jリーグやサッカー協会のえらい面々にレッズ関係者がいて、だいぶ有利に働いたことがあったと言っていたのもあって、ちょっと期待しちゃったんだけど。

いずれにしてもコンサドーレの社長を辞任するのは決まっているようなので、新天地での活躍を祈るとともに、弱小チームも元気に生き残れるよう便宜を図っていただきたい。

だんだんまとまりがなくなってきたので、次に四方田さんの話を。

コンサドーレと四方田さんとわたし

23年間コンサドーレとともに歩んだ四方田さん。
私のサポーター歴と四方田さんのコンサ歴がだいたい一緒で、四方田さんとともに人生を歩んできたんだなあと感慨深い思いと悲しい思いが交錯しております。

最初の頃は四方田の読み方がわからなくて「しほうだ」と言っていたことは、時効ということで許していただきたい。

冒頭にも書いたように、まさか今、今日、この、令和3年に別れを迎えるとは思ってもみなかったので、本当に驚いている。膝から崩れそうになってしまった。

そして、本日発表されたコンサ公式に載っている惜別のコメントを声に出して読んでみたら、嗚咽が止まらなくなってしまい、黙読すべきだったと深く反省している。

ところで、我が四方田さんを迎え入れる横浜FCサポの皆さん「四方田、誰それ」状態の方が多くて驚いたわけですが、23年間コンサドーレから出ていないことを考えると致し方ありませんね。ユースの監督だったり、コーチの時代が長いので他チームサポへの認知度は極めて低いと思われます。しかし!コンサドーレ随一の功労者であることは、しっかりお伝えしたく!実績ある指導者なんですよ。

1999年、日本代表監督だった岡田武史氏の誘いを受けコンサドーレのアシスタントコーチとして入団。 実は、前年のフランスワールドカップにもスカウティング担当として帯同している。

【監督としての実績】
▼U-18監督:
プリンスリーグ6回優勝、プレミアリーグ・イースト優勝 (2011年)、高円宮杯準優勝(2005)、Jユースカップ優勝(2012年)
▼トップチーム監督:
J1昇格/J2優勝(2016)、J1残留(2017)

そして、四方田チルドレンと呼ばれる選手達の育成。2016年までに32名がプロ選手になっています。

石井謙伍、野田達郎、西大伍、藤田征也、横野純貴、曵地裕哉、鶴野太貴、松本怜大、金子顕太、濱田克大、古田寛幸、上原拓郎、工藤光輝、福永貴弘、三上陽輔、中山和弥、松原修平、荒野拓馬、小山内貴哉、榊翔太、前貴之、奈良竜樹、中川雄貴、阿波加俊太、神田夢実、永坂勇人、中原彰吾、深井一希、堀米悠斗、前寛之、内山裕貴、進藤亮佑
Wikipediaより)

去就といえば、トップチームをJ1に残留させた2017年のシーズン末に、ミハイロ・ペトロヴィッチ(ミシャ)監督の招聘が決まり、四方田さんの去就が心配された時があったっけ。あの時は、ミシャ監督のもとで修業をしてもらうということで、ヘッドコーチとして残ることを承諾してくれたんだ。

あれから4年。

こんな優秀な人をコーチで留めておくわけにはいかないよね。よく考えたらそうだよね。今年に限らず、四方田さんには監督としてのオファーが届いているという話はあったし。本当はそろそろ覚悟を決めておかなきゃいけなかったんだ。うっかりしてた。

四方田さんがい続けてくれる状態に甘えてしまっていたんだ。

嗚咽が止まらなくなった四方田さんのお別れコメント

https://www.consadole-sapporo.jp/news/2021/12/6748/
↑これが、本日発表された惜別のメッセージ。私を嗚咽させた画面であります。
(ひとまず、スクショとって保存しておいた→ここをクリック

せっかくなので、私のコメントを挟みつつ印象深いフレーズを紹介しておきたいと思う。

『コンサドーレファミリーの皆様』
→ コンサドーレファミリーっていい響き


『いつかは札幌を離れると思いながら23年。』
→ 四方田さん、離れるつもりで毎年過ごしていたのか…


『これまでの指導者人生の全てを捧げてきたコンサドーレ』
→ ここでもう嗚咽。画面がにじむ。


『「四方田札幌」の声が今でも忘れられません。』
→ 絶対に忘れないでください。私達も忘れません。(嗚咽)


『翌朝早朝の便で二人とも緊張して一睡もできない状態で記者会見に臨んだ』
→ そんなことがあったのか…(嗚咽)


『また会える日を楽しみにしています。』
→ いつかまたコンサドーレに戻る日が…叶うといいな…(嗚咽)

記者会見の場も持てないほど急な人事だったようですね。それにしても、四方田さんにオファーを出した横浜FCも凄いな。「ダメ元でオファーしてみたらOKだった(驚)」という感じだろうか。それとも、どうしても来て欲しいという熱意を持ったオファーだったのか。今後、この顛末は少しずつ明らかになっていくのだろうが、まずは四方田さんには23年分の感謝の意を。

でもしばらくは「四方田そば」の近くを通るたびに、寂しい思いが去就するかも知れないなあ。(日本橋や銀座にある立ち食いソバ屋。カレーが美味しいらしい)お店の前を通るたびに四方田さんのことを思い出していたから…。

今はまだ気持ちの整理がついていないので「あーあ…」と溜息ばかりなのだが、幸い四方田さん率いる横浜FCはリーグ戦での対戦はないから、それだけはたった一つ良かったことだなあ。

あ、もう一つ良かったのは、小柏選手の日本代表選出。(四方田さんとは関係ないニュースだが)ホーム最終戦にポイチが来ていたのは知っていたけど「何しに来たんだろう?」ぐらいしか思っていなくて。北海道グルメを堪能しに来たわけじゃなかったんですね。

多少は日本代表を見るモチベーションが上がるってもんだ。(しかし試合に出すとは言っていない…)

つらつらと今の想いを綴ってきましたが、早く来年の体制が発表されて、この悲しみが「平常な日常」で上書きされる日が来ますように。

※追記
コンサドーレ公式がめちゃめちゃいい仕事をしています。涙腺決壊注意報。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です