【ルヴァン杯】「もう一つの敗戦」と涙が止まらなかった男の話

2019年シーズン、皆様お疲れ様でした。ACL出場はまたも叶いませんでしたが、ルヴァン杯はファイナルまで進み、大きな爪跡を残せたことは末代まで語られるできごとになることは間違いありません。

そして、降格の心配がないとか、主力選手の流出の心配がないとか、こんなに心温まる年末を迎えるのは、サポ歴21年の中で初めてのことではないでしょうか。しみじみといい時期を迎えている幸せをかみしめています。

さて、日にちが経ってしまいましたが、ルヴァン杯で大きな大きな反省点を抱えた3人組の話をどうしても書きたいので、ここに綴ることにいたしました。来年以降、二度と同じ失敗を繰り返さないためにも。

※この記事は、コンサドーレアドベントカレンダー2019参加記事です。

ルヴァン杯の決勝、まさかのスケジューリングに失敗

忘れもしない2019年10月26日(土)。

・飛行機が飛ばない方たちが、それぞれ裏技を駆使
・ある者は函館の地から新幹線で
・またある者は仙台から
・そして茨城空港から参戦するものまで

昇格がかかった試合でもここまでの騒ぎにはなるまい。そんな狂乱ともいうべきお祭り騒ぎの中、八重洲地下街のライオンで、クダをまく3人の大人がいた。

そう、我々3名は、それぞれ決勝の地である埼玉スタジアムへ1時間程度で行ける距離に住んでいながら、現地参戦できなかったのだ。

A氏「仕事がらみではずせない行事が(涙)」
B氏「会社ではずせない行事が(涙)」
私「何か月も前から決まっていた予定が(涙)」

約束の地で集合した我々は、ここで現地組を待つことに。

ソフトドリンクを片手に、TwitterやLINEを眺めつつ反省会

すでに試合は終了した後。おのおのTwitterやLINEでシーンを振り返りつつ、反省を。

「来年はルヴァン杯決勝の日もちゃんとあけておかないとね」
「いや、そもそも来年J1なのかまだ決まってないし」
「決まったとしても、ルヴァンの決勝ってあけておく必要あるかなあ?」
「いやいや、そこはまずはあけておこうよ!」
「来年もまたファイナルに残れるかわからんよ」
「・・・」
「・・・」

実にコンササポらしい会話がループ。我々3人は試合に負けたんじゃない。試合が始まる前に負けていたのだ。スケジューリングという名の闘争にね。

余談だが、くだを巻きながら流れてきたコレオ画像を見て

「北方領土あるやん!」「あるあるあるある!」
と大いに盛り上がったのは内緒だ。道産子ならわかる北方領土の大切さ。

現地組とようやく合流

店についてから1時間ほどたった頃だろうか、現地組が合流。そこでわかったことは


8月からルヴァン決勝のチケットを買っていた真の勝ち組



がいたということ。なんと、某Tさんは、8月にルヴァンカップ決勝のチケットを手に入れていたという。

そうか、これがJ1なんだ。

J1に慣れるということ
J1に定着するということ

それはつまり、大きな大会の大きな試合の予定を、年間スケジュールに入れておく、そういうことだったのだ。2020年は絶対に失敗したくないッッ・・・!

涙が止まらなかった男の話

現地組の合流後あらためて乾杯し、宴もたけなわとなってきた頃、遅れて合流したのがうちの旦那である。もうすっかり出来上がっている風ではあったが、一体どこをほっつき歩いていたのか、だいぶ遅れて宴会場に到着してきた。

決勝で負けはしたものの随分感情がたかぶっている様子。

「おれ、もうずっと涙が止まらなくて、埼玉スタジアムに入った瞬間から涙があふれてきて、止まらなかったんすよ!!」

私と同じ、98年からコンサドーレを応援している仲間でもある。私もきっと現地に行っていたら試合が始まる前から涙があふれてしまっていただろう。もちろん試合中もだ。今日ぐらいは思いっきり男泣きをしても許されると思う。いやむしろ、今日泣かなかったら、いつ泣くのだ。

  • 昇格と降格を繰り返してきたあの日
  • 「監督辞めろ、今すぐ辞めろ」コールをしたあの日
  • 「若手育成」の名のもとにJ2最下位も甘んじて受け入れたこと
  • メルマガにはコピペ「トレーニングしていく」しか書かれていなかった日々
  • 有料会員の特典ってなんだっけ
  • 天皇杯は毎年のように記憶がないし
  • ルヴァン杯など若手選手の実践場ぐらいしか考えていなかった

そんな我々が、去年はACLを狙える可能性を経験し
ルヴァンカップのファイナルで大きな爪跡を残した

あり得ないテンションの旦那を眺めながら、走馬灯のようにいろいろな記憶がよみがえってくる。10年前の自分に今のチーム状況を伝えても、信じない自信がある。

※ちなみに2009年はJ2で6位。石崎信弘監督就任1年目。佐藤優也、曽田雄志、西嶋弘之、藤田征也、砂川誠、石井謙伍、クライトン、岡本賢明、芳賀博信、上里一将、西大伍、古田寛幸らが在席していた。

https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AC%E6%9C%AD%E5%B9%8C-2009

ルヴァン杯のファイナルは、こんなグッズがあることを知らなかった。

 

お陰様で今秋を機に我が家の食パンは「パスコ」から「ヤマザキ」へ変更。ありがとう5000万円!本当にありがとうありがとうありがとう。

2019年 まとめ

繰り返しになりますが、「試合が始まる前から負けていた」とならないよう、皆様もくれぐれもスケジューリングには十分にお気を付けくださいませ。(カップ戦は漏れがちになるので)

と自戒をこめて、〆たいと思います。

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