先日開催されたスポーツビジネスサミット in 六本木ヒルズに参加してきました。都倉選手が出演すると言うことで、随分前から楽しみにしていたのですが、ちょうど移籍する話が出たばかりで、なんだか微妙なタイミングになってしまいました。

・開催日時：2018年12月17日　19時30分〜
・会場：六本木ヒルズ25社 メルカリ本社

【出演者】※敬称略
小泉 文明（株式会社メルカリ取締役社長兼COO）
岡部 恭英（Jリーグアドバイザー・TEAMマーケティング）
岡野 雅行（ガイナーレ鳥取代表取締役GM）
江藤 美帆（栃木SCマーケティング戦略部長）
高島 祐亮（ガイナーレ鳥取経営企画本部長）
都倉 賢（北海道コンサドーレ札幌）

イベントの詳細はこちら。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01c9ffzxv0m9.html

念のため、全頁のスクリーンショットはこちら。

テーマはスポーツビジネスとSNSの活用

スポーツビジネスサミットは、福岡、東京、札幌、旭川とシリーズでの開催になっており、東京は六本木ヒルズ内にあるメルカリ本社のセミナールームでの開催でした。毎度思うのですが、スポーツビジネスとかスポーツマーケティングのセミナーって、ホントに女性率が低いです。10%とか多くても20%ぐらい。何故なのでしょう？

以下、雑レポートですが手元に残っていたメモより。

• コンサドーレの都倉選手からは「行くぞACL」の盛り上がりについて。SNS発のいい機運を作れた。分析した会社の談話によると450万リーチあったそう。
• ガイナーレ鳥取GMの岡野氏は、逆にまったくSNSはやっていない。しかし、魚を釣って売ると言うプロジェクトを開催したら（クラファンみたいなプロジェクト）、思いがけず拡散したくさんの人が買ってくれた。おかげで選手が3人獲得できた。ちなみに埼玉県民が3割ほどいた。
• 栃木SCの広報部長、えとみほ氏がスポーツビジネスに飛び込んだきっかけは、ジェフ。元もとはジェフサポだったが、なぜ資金力はあるのに強くならないのか長年疑問だった。
• 栃木SCでは、選手むけのSNS活用講座をやっている。えとみほ氏の上司でSNSのインフルエンサーを講師として呼んだ。SNSで意外と見落としがちなのは「投稿しないことを決める」こと。例えば試合の当日に、個人的な行動をアップしてしまうと、スタメン情報がバレてしまうことが。大問題に発展してしまうこともある。
  なお、栃木SCではサッカーチームよりバスケチームの方が有名なので（栃木ブレックス）、バスケ選手との絡みを推奨している。
• 日本のスポーツはお金になりにくい側面がある。マネタイズが下手かも。
• 例えば、五輪でメダルをとったカーリング女子。あの勢いでクラファンなどをやって資金を調達して、継続的な応援機運を高める方法もあったのではないか。もったいなかった。
  ※個人的な補足：カーリング女子は一般社団法人を設立したので、何か動きがあるかも
• 選手をアセットとして活用するには、移籍リスクがあったり、強化部との摩擦が起こることも。
  ※個人的な補足：強化部との摩擦は他クラブでも聞く話ですね・・・
• 西大伍選手は、最初SNSには興味がなかったが、やり始めたら結構ハマっている。試合ギリギリまで呟くことも。
• Jリーグのユニフォームはあまりかっこよくない。日本では応援グッズの一つとして消費されるので、わかりやすいデザインの方が受け入れられやすいのかも。メインターゲットは40代男性だから。
• 女子がSNSで盛れるユニがあってもいいのでは？名古屋グランパスで、以前野球風の前あきユニを作ったら大評判で3万枚ほどがはけた。化粧がはげる心配がない、髪がぐちゃぐちゃにならないなど、女子にとっては高ポイントかも。
  ※個人的な補足：ガチのサポは化粧とか関係ないと言う意見もあるでしょうが、来場するサポにはいろんな層がいます。ライト層向けにそうした企画があっても良いのではないかと思いました。
• カスタマージャーニーマップをきちんと描くことが大事。20代のジャーニーと家族連れのジャーニーは異なる。どうしたらSNSに投稿したくなるか？

など。抜けているところもありますが、手元にあるメモを元に書いてみました。間違い等あれば、@shikama75までご連絡を。

そういえば会場には都倉選手の奥さん、村上萌さんもいましたね。（出演者と言う意味ではなく）六本木ヒルズに迷わずにつけたのは初めてで、個人的には大きな収穫でした。