コンサドーレ対鹿島アントラーズ

厚別開幕は、やっぱり感動的でした。VIVAホームタウン!やっぱりここでなきゃ!

2001/05/12 対 鹿島 14:06キックオフ 札幌厚別公園競技場
【入場者数】19,920人【天候】晴 16.6℃ 53%
【主審】松村 和彦【副審】中村 祐/蒲澤 淳一

[生観戦TOPIC]

この日、なぜかもう一月以上前からコンサの勝利を予感していました。理由はわからないんだけど、「絶対アントラーズに勝てる!」そう思ってたし周りにもいいふらしていました。
更に更に、私は厚別で負け試合を見たことが無いのです!(そんなにたくさん見たわけじゃないんだけどね)もう、始まる前からめちゃめちゃ強気だったのでした。

すでに、随分前から並んでくださっていた山崎ご夫妻の場所へ入れてもらう。本当に大変だっただろうと思うんだけど、なんとなく行列が楽しそうに見えたりもして。みんな、みんなコンサが帰ってくるのをずっとずっと待ってたんだもんね。そりゃあ、楽しみよね。
しかも当日は石屋製菓から入場者全員に赤黒のブランケットがプレゼントされる。ありがとう、社長っっ!感謝感謝です。
そして、これから起こることを想像するとわくわくしてきました。
やっぱりホームタウンって良いよね。アウェイ観戦がほとんどの私にとっては、この雰囲気がうらやましい。でもアウェイにはアウェイの良さもあるけどね。

3年前、初めて厚別に来た時には舞いあがってしまい、あれもしなきゃ、これもしなきゃ、あ、あれ買わなきゃ、ドーレくんの写真撮らなきゃ、ドールズも見なきゃ・・・・・・・・と超あわただしかったことが懐かしい。数度目の今回は、随分あの頃より冷静でした。でも、別に冷めてた訳じゃなくて、純粋に試合に集中できるようになったってことかな!
座って、しばしぼーっとしていると、ブランケットについての説明が始まった。
オケツの辺りの番号を見る。
赤いシールが貼ってある。
私や近辺の人々は、白い紙をブランケットと重ねて、更にあるタイミングでブランケットを落とすと言う超高度な難技に挑まねばならない席だった。
この反射神経の鈍い私に出来るんだろうか。みんな冗談だと思っているかも知れないが、私は本当に運動神経が鈍いのだ。
白い紙が配られると、心臓がバクバクして来た。ああ、私のせいで人文字が大なしになってしまったらどうしよう・・・。うへーん。
心の中で何度もシミュレーションしてみる。

いよいよ合図のアナウンスがかかる。
一斉にブランケットが持ちあがる!な、なんとゴール裏だけではなく、メインスタンドもバックスタンドもコンサカラーに染まっていた。どうしよう、感動で手が震えてきたよぅ。
でも次のタイミングに移るための合図になる選手入場が見えない。周りの声と動きを頼りに、緊張しながらもブランケットを落とす事に成功!私達はSAPPOROの「P」の部分を担当。テレビで見たらちゃんとキレイに文字になっていた。良かったぁぁぁ~。
で、その後ブランケットをぶんぶん振り回す。うわーーー、ヨーロッパのサッカー場みたいだぁぁ!日本でも、ホームでこう言うことができるチームってあるんだなぁ。それが我がチーム、我がサポだったとは。コンサのサポで本当に良かった。

そして待ちに待った聖地での試合だ。
コンサは、約2万人の声援に後押しされるように、びゅんびゅん動いている。特に驚いたのが深川だった。バンちゃんが調整中だったために巡ってきたスタメンだったけれど、この日はポストプレーはもちろんのこと、守備にも懸命に頑張っていた。ちなみに彼は、人文字を見て鳥肌が立ったとコメントしていた。良いヤツじゃん!深川トモゴール!(あ、いやゴールはしてないが・・・。)

でも、なんとな~く予想はしていたけれど、前半は0-0で折り返し。
国立でしか見たことがなかった鹿島は、いつも「イヤな」チームと言う印象で、特に去年の秋~冬にかけて見た試合では、「本当にこのチームと試合するのか・・・?」「一体何回試合したら勝てるんだろう」と思っていたけれど、今年は鹿島が調子を落としているのと、名良橋・柳沢の出場停止と言う幸運が重なったのもあって、ちゃんと試合になっている。ははは。
鹿島は「一人一人はうまいんだけど、強くない」印象。去年までとは別のチームを見ているようだ。
そして、この厚別に集まった大勢の観客に恥をかかせるわけにはいかないのだ。そんな雰囲気だ。
それにしても審判が、ちょっと?だ。何となくアウェイ寄りに感じた前半でした。

後半、うまいことコンサが先制点をゲット!野々村のCKからウィルが執念のヘッド。おおおお、コンサもセットプレーから点が取れるのだなァ。としみじみ。
スタジアムは歓喜の声とともに赤黒に揺れていた。
よっしゃ!先制点をいただけばこっちのもんだぁぁぁ~!と思ったのは、やはり甘かったっさ。
J2ならば、この1点でOKだったかも知れないけれど、敵はJ1。(自分もJ1)やっぱりミスするとあっと言う間にスキを狙われてしまうのでした。
残念ながら、この日いろいろな意味で最も危険だったビスマルクにまんまと1点献上。
ゲームは振出しに戻ってしまった。

だがしかし、ここは厚別。
コンサの選手は、この日を楽しみにしていた約2万人のサポーターに恥をかかせる訳にはいかないのだ。 さすがにこの人数集まると、なかなか追加点が取れないにしても、やっぱり負けるはずがない!と言う気になってくる。ここで負けたり分けたりしては、中東ならば抹殺レベルだもんね。
私達の声が、叫びが、メガホンの音が選手の追い風になっているのを感じた。
うちは下手だけど魂が入っている戦いをしている!応援も下手だけど、ちゃんと選手には伝わってる!

拮抗していてお互いなかなか追加点が取れなかったけれど、そのうちナカタコが一発レッドで退場になり、コンサに超有利な展開に。やはりホームの力だなぁ。
こうなると、うちに点が入るのは時間の問題?と喜んだものの、あと少しで90分終了のホイッスルが鳴りそう。とりあえず延長で頑張るしかないか・・・と厚別の○○%の観客が思っただろうその時、ウィルがPAに近づいてきた。
止めに入った秋田がウィルを倒し、PKゲット!!!!!!!
はらひろだったら間違いなく
「良い時間帯にPKもらいましたね~」
とシャウトしているところだ。
秋田が情けなさそうにしているところを見ると、どうにも笑いがこみ上げて来てしまう。くくく。

コンササポは敢えて沈黙を選択。
あちら側から、かすかに「曽ヶ端コール」が聞こえて来るだけだ。
ウィルは集中している。この男は絶対決める!ギャラリーがいればいるほど燃える彼が、はずすはずなど無いのだ。

ちゅうわけで、手負いの鹿から勝ち点「3」をごっつぉーさんでしたっと♪
お陰で、ビールもジンギスカンもうまかったよ~。ビバ厚別!ビバ札幌!

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